「いい石」をつくる石工たち

本サイトにおける「いい石」とは、日本の石を素材として、日本の石工さんが心を込めてつくった石製品のことです。

石工:北村篤司(北村石材店、京都市伏見区)


石で何かをつくるのは楽しい

「石で何かをつくるのはとても楽しいです。普段はお墓を建てる仕事が中心ですが、時間があると石を叩いて作品をつくっています」

 北村石材店の北村篤司さんは、こう話します。石の仕事に携わって30年のベテランですがまだ51歳で、石工としては脂がのった年齢といえます(2023年現在)。



石の世界が忘れらずに再就職

 北村さんが石材業界に入ったきっかけは、高校生のときに叔父が経営し、現在勤務している北村石材店でアルバイトをした経験からでした。高校を卒業後、石とは関係のない仕事に一度就職しましたが、石の世界が忘れられずに退職し、北村石材店に再就職をしたという石が大好きな石工さんです。

北村さんが制作した五十重塔

 

「石工技能は、他の石工さんの仕事を見て覚えました。ですから修業経験はありません。お墓を建てる仕事でも石工技能は必要です。作品としては水鉢をつくることが多く、仕上げはビシャン仕上げが多いですね」

 北村さんが現在勤務する北村石材店の北村修也代表は、「左官の仕事も上手で、何をさせても器用にこなします」と、職人としての技量を高く評価します。

京都府石材業協同組合の組合創立130周年・協同組合設立50周年を記念して開催された「2021年技能コンクール」にて、優秀賞を受賞した「香炉置き」(石種:白石島錆石)


創作モノが得意

 花崗岩を主に加工し、国産材の北木石、万成石、白川石を使うことが多い北村さん。ハロウィンのときに目にするジャック・オー・ランタンをかぼちゃではなく、石で制作したこともあります。「石でつくれば、毎年つくる手間が省けます(笑)。もちろん、ランプを入れることもできます」と北村さん。石製のジャック・オー・ランタンは上部が蓋になっており、取り外しが可能です。

 創作モノを得意とする北村さん。石工としていろいろな作品を残してもらいたいですね。

 

基本情報

北村篤司(北村石材店、京都市伏見区)

京都府京都市伏見区深草野手町43

北村篤司(北村石材店、京都市伏見区)のいい石一覧

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