「いい石ストア」とは?

「いい石ストア」は、日本国内で採れる石を素材として、日本の石工さんが心を込めてつくった石製品を販売するオンラインストアです。

「いい石ストア」とは?

「いい石ストア」は、日本国内で採れる石を素材として、日本の石工さんが心を込めてつくった石製品を販売するオンラインストアです。


 石と人の歴史はとても古く、日本列島でいうと3万年前、旧石器時代から石は石器などとして使われています。その後、ストーンサークル(環状列石)として使われたり、自然の石を神の依り代として崇拝する磐座であったりしました。


大湯環状列石 野中堂環状列石 日時計状組石
(出典:JOMON ARCHIVES)


 古墳に納められた石棺は、明らかに道具を使ってつくられています。神社仏閣に置かれた灯籠、狛犬、仏像、鳥居、手水鉢なども、多くが石を加工してつくられています。そのほか、お墓、お城の石垣、棚田(土留め)、道しるべ、庭石、かまど、石臼、表札、彫刻、記念碑などのモニュメント、建物の礎石や外壁、内装、水回り(風呂、キッチン、洗面台等)、外構、敷石などにも石は使われ、日本人はいつの時代も石に囲まれて暮らしてきたといえます。

幕末の石工で名工であった丹波佐吉が最後につくったとされる狛犬。躍動感のある姿、たてがみの優れた彫りなど、精神性と技量が最高度に発揮された名品といわれています(京都府南丹市、摩気神社内)
 

 そして、いつの時代も日本の石と石工さんは存在しました。ただ、グローバルな時代にある昨今、日本の石の採掘場や石工さんの数は激減しています。


 現在の石工さんの技能は、古墳時代の石棺づくりまでさかのぼることができます。石を加工する際に使う道具も、品質に差はあろうともカタチはほとんど同じだったと思われます。江戸時代の名所が紹介されている各地の図会に描かれている石工さんの姿は、現在とまったく同じです。


『和泉名所図会』に、「和泉石ハ其性細密にして物を造るに自在也、鳥取荘・箱作に石匠多し」として、石工が灯籠や狛犬などをつくっているようすが描かれています(国立国会図書館デジタルコレクション より)。


 つまり、石工さんの技能は、歴史的に裏付けされたものなのです。よって、その技能は簡単に習得できるものではありません。親方の元で数年にわたって修業をし、親方の元を離れても技術を高めるために、「一生修業」という石工さんがほとんどです。


 また、石工さんの技能は、日本の石があったからこそ、継承されてきました。日本の石や産地の名前をつけた「〇〇石工」という集団は、全国各地に存在しました。しかし、日本の石も日本の石工さんも前述したとおり激減しています。ですから、「いい石ストア」は、日本の石を守り、日本の石工技能を継承することも目的としています(特集「近世石工のルーツ!?  泉州石工の活躍を学ぶ」もご覧ください)。

第30回技能グランプリ「石工」職種(2019年3月開催)より


 このオンラインストアで扱う石製品は、すべて一品ものです。天然素材である石を用い、年齢も生まれた場所も違う石工さんの個性が表現されています。


「いい石ストア」では、オーダーメイドのご注文も承ります。石の小物から彫刻品、記念碑、故人のお墓やペットのお墓などまで、石工さんと直接、打ち合わせをしていただきながら、ご予算に応じて石製品をつくることができます。また、石の運搬、設置まで責任をもって行ないます。


 石製品は見飽きることなく、皆さんの心を和やかにしてくれることでしょう。石は時間が経つほど、味わいを増します。あたなにあった石製品を、ぜひ見つけてください。

石のオーダーメイド承ります!

日本の石工さんが心を込めてつくるオリジナル石製品をご注文いただけます。
石の小物から彫刻品、記念碑、故人のお墓やペットのお墓などまで、石工さんと直接、打ち合わせをしていただきながら、ご予算に応じて石製品をつくることができます。また、石の運搬、設置まで責任をもって行ないます。
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