蔵書のご案内
石文化研究所にある蔵書を紹介します。
柳田國男著『新訂 先祖の話』
タイトル | 新訂 先祖の話 |
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著者 | 柳田國男 |
出版社 | 石文社 |
発行日 | 初版 2008年8月31日 |
本棚番号 | |
コメント | 336頁。墓石店109社の協力を得て発行。原文に柳田自筆の修正を加えたほかはそのままとした。新たに書名に「新訂」を付した所以。また著作権継承者の了解を得て、改行、読点、カッコ、ふりがな、傍点を多用し、専門用語、難解語句に最小限の脚注と別注を施し、現代かな使い、新漢字にあらためるなどしたが、原本のもつ味わいはできるだけ損なわないように留意した。 |
【目次】
自序
一 二通りの解釈
二 小さな一つの実例
三 家の初代
四 御先祖になる
五 相続制と二種の分家
六 隠居と部屋
七 今と昔とのちがい
八 先祖の心づかい
九 武家繁栄の実情
一○ 遠国分家
一一 家督の重要性
一二 家の伝統
一三 まきと親類と
一四 まきの結合力
一五 めでたい日
一六 門明け・門開き
一七 巻うち年始の起原
一八 年の神は家の神
一九 年棚と明きの方
二○ 神の御やしない
二一 盆と正月との類似
二二 歳徳神の御姿
二三 先祖祭の観念
二四 先祖祭の期日
二五 先祖正月
二六 親神の社
二七 ほとけの正月
二八 御斎日
二九 四月の先祖祭
三○ 田の神と山の神
三一 暮れの魂祭
三二 先祖祭と水
三三 みたまの飯
三四 箸と握り飯の形
三五 みたま思想の変化
三六 あら年とあら御魂
三七 精霊とみたま
三八 幽霊と亡魂
三九 三種の精霊
四○ 柿の葉と蓮の葉
四一 常設の魂棚
四二 仏壇という名称
四三 盆とほかい
四四 ほかいと祭との差
四五 瓫も行器
四六 ホトケの語源
四七 いろいろのホトケ
四八 祭具と祭式
四九 祭られざる霊
五○ 新式盆祭の特徴
五一 三十三年目
五二 家々のみたま棚
五三 霊神のこと
五四 祭場点定の方式
五五 村の氏神
五六 墓所は祭場
五七 祖霊を孤独にする
五八 無意識の伝承
五九 このあかり
六○ 小児の言葉として
六一 自然の体験
六二 黄泉思想なるもの
六三 魂昇魄降説
六四 死の親しさ
六五 あの世とこの世
六六 帰る山
六七 卯月八日
六八 さいの川原
六九 あの世へ行く路
七○ はふりの目的
七一 二つの世の境目
七二 神降しの歌
七三 神を負うて来る人
七四 魂を招く日
七五 最後の一念
七六 願ほどき
七七 生まれ替わり
七八 家と小児
七九 魂の若返り
八○ 七生報国
八一 二つの実際問題
柳田家の「先祖の話」 柳田冨美子
『先祖の話』の執筆と刊行 田中正明
新訂版発刊の辞(出版協力者一覧)
主要参考文献