現場レポート
いりや画廊「川村秀彦展 -風景とのつながり-」は5月23日まで!
会場風景
彫刻家・川村秀彦氏の個展「川村秀彦展 -風景とのつながり-」が2026年5月11日(月)から23日(土)まで東京・入谷のいりや画廊で開催中です。大きな時間を秘めた〈風景〉に思いを馳せながら生み出された大理石彫刻など、11点が展示されています。
作品「海の音(大)」
大理石、H18×W70×D22cm
同上
川村秀彦氏は1973年鹿児島県生まれ。98年武蔵野美術大学彫刻学科卒業、2000年沖縄県立芸術大学院造形芸術研究科環境造形専攻彫刻専修修了。沖縄での創作活動を経て、08年にイタリアへ渡り、大理石の産地で多くの彫刻家が活躍するピエトラサンタでも制作されました(10年9月帰国)。
作品「風のリズム(大)」
大理石、H23.5×W120×D50.5cm
もともと高校の美術部で粘土に触れてから彫刻の面白さに気づき、彫刻家を目指して武蔵野美術大学へ進学した川村氏。「大学で初めて石を彫り、その手ごたえに夢中になりました。以来もう30年、石を彫り続けていますが、石は人間が簡単に手を入れてはいけないものであり、その向き合い方を、石から問われていると感じています」といいます。

作品「風のリズム(小)」
大理石、H17×W73×D17cm
作品「海の音(中)」
大理石、H11.5×W48×D16cm
作品「海の音(小)」
大理石、H15×W29×D14cm
「沖縄で創作活動をしていたときに、地球の歴史の語り部である〈風景〉に感化されました。それから長らく〈風景〉とそこに秘められた時間の流れに思いをめぐらせて制作してきた作品を、今回は発表しています。これを一つの区切りに、また違う表現へと向かっていきたい」と川村氏。
作品「風景とのつながり-樹林-」
大理石、H60×W37×D27cm

作品「風景とのつながり」
大理石、H55×W40×D55cm
左:作品「風路(1)」
大理石、H40×W29×D29cm
右:作品「風路(2)」
大理石、H25×W34×D18cm
左:作品「遠くの風景」
大理石、H7×W37×D7cm
右:作品「遷移」
安山岩、ブロンズ、H8×W40×D36cm
現在はふるさとの鹿児島にアトリエを構え、作品を生む川村氏。「石に向き合っている時間が、私の幸せ。とても贅沢な時間です」と話してくれました。
川村秀彦氏
会期終了間近ですが、ぜひいりや画廊でその美しい作品世界に触れてみてください。
●川村秀彦展 -風景とのつながり-
会期:2026年5月11日(月)~23日(土) *日曜休廊
時間:11時30分~19時 *土曜は17時30分まで、最終日は15時まで
会場:いりや画廊
住所:東京都台東区入谷2-13-8
https://www.galleryiriya.com/


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