文化勲章受章記念　澄川喜一展
2021年2月15日まで島根県立岩見美術館（益田市）で開催中！

彫刻家・澄川喜一氏が文化勲章を受章されたことを記念して、「文化勲章受章記念　澄川喜一展」が12月3日（木）から2021年2月15日（月）まで、島根県益田市の島根県立岩見美術館で開催されています。島根県に寄贈された作品のなかから、澄川氏の代表作でワイフワークにもなっている作品「そりのあるかたち」シリーズを中心に、1980年代から現在にいたるまでの選りすぐりの作品、約15点を展示しています。

澄川氏は1931（昭和6）年、島根県鹿足郡六日市町（現・吉賀町）生まれ。高校時代を山口県岩国市で過ごし、木造の大橋・錦帯橋の魅力に惹かれたことから造形の世界に没頭。東京藝術大学で日本近代彫刻を代表する彫刻家・平櫛田中と菊池一雄に師事し、卒業後は同大学の教授として多くの後進を育てながら、数々の立体作品を世に生み出されています。

特に木や石という自然の素材を生かし、日本の伝統美に感応した独特の曲線を表現する「そりのあるかたち」は、抽象造形のなかに東洋的美意識の無限の可能性を見出し、現在も一貫して創作を続けられているテーマとなっています。

今回は木の作品がメインですが、素材の個性を最大限に生かした力強い造形の魅力と、いまなお進化を続ける澄川芸術の変遷をご覧ください。


写真：作品「そりのあるかたち」／作品「TO THE SKY」徳山みかげ（東京スカイツリー®・ソラマチひろば）


●文化勲章受章記念　澄川喜一展
会期：2020年12月3日（木）～2021年2月15日（月）
開館時間：9時30分～18時（展示室への入場は17時30分まで）
休館日：毎週火曜日、12/28～1/1
会場：島根県立岩見美術館　展示室C（島根県芸術文化センター「グラントワ」内）
住所：島根県益田市有明町5-15

入館料等の詳細は下記の公式サイトでご確認ください。
・グラントワ　http://www.grandtoit.jp/
・展覧会サイト　http://www.grandtoit.jp/special/sumikawa_bunka_2020/