令和3年度第3回企画展
香芝市制施行30周年記念・平野塚穴山古墳史跡公園開園記念
飛鳥の王陵と平野塚穴山古墳
―平野塚穴山古墳の被葬者を推理する―
2月13日まで、香芝市二上山博物館にて

令和3年度第3回企画展「飛鳥の王陵と平野塚穴山古墳―平野塚穴山古墳の被葬者を推理する―」が2021年12月18日（土）から2022年2月13日（日）まで、奈良県香芝市の香芝市二上山博物館で開催されています。香芝市制施行30周年記念と平野塚穴山古墳史跡公園の開園記念を兼ねた企画展です。

平野塚穴山古墳は昭和47年に発掘調査が行なわれ、二上山凝灰岩製の石室から王陵級の古墳であることを示す夾紵（きょうちょ）棺の破片が出土し、翌年、国史跡に指定されています。また二上山凝灰岩製の貼石や石室構築時の梃子（てこ）穴等も見つかり、飛鳥地域の王陵と共通する技術でつくられた終末期古墳であることがわかっています。その後、香芝市教育委員会では平成28年から整備事業を開始し、令和2年に平野塚穴山古墳史跡公園が開園しました。

今回の企画展では、平野塚穴山古墳をはじめ、飛鳥地域の王陵級の墳墓から出土した関連資料を集め、平野塚穴山古墳と飛鳥の王陵級の古墳との関係や被葬者の謎に迫ります。

関連企画は次のとおり。

〈第3回企画展記念シンポジウム〉
2022年2月6日（日）13時30分～16時30分
・13:30～14:10
基調報告1「飛鳥の王陵を掘る」
西光慎二（明日香村教育委員会文化財課課長補佐）
・14:10～14:50
基調報告2「高松塚古墳の発掘成果と被葬者像」
廣瀬覚（奈良文化財研究所都城発掘調査部考古第一研究室長）
・14:50～15:20
基調報告3「飛鳥の王陵と平野塚穴山古墳」
下大迫幹洋（香芝市教育委員会生涯学習課文化財係主幹）
・15:30～16:30
シンポジウム「飛鳥の週末古墳と被葬者を推理する」
パネリスト：上記3名
司会：松田真一（香芝市二上山博物館館長）
会場：ふたかみ文化センター1階・市民ホール
定員：150名　＊先着順

〈第2回講演会〉
2022年1月16日（日）14時～16時
「キトラ・高松塚古墳の壁画の描き方―割付と絵具―」
講師：泉武（橿原考古学研究所共同研究員）
会場：ふたかみ文化センター1階・市民ホール
定員：150名　＊先着順

〈現地学習会〉
2022年1月30日（日）
「敏達天皇系王族の奥津城・馬見古墳群を往く」
コース：法楽寺跡→上牧久渡2号墳他→牧野古墳→ナガレヤマ古墳→巣山古墳（外から見学）→奈良県営馬見丘陵公園解散
時間：9:30近鉄下田駅前北側広場集合～15:00解散（予定）
定員：70名　＊先着順、弁当、飲み物要持参

お申込み方法など詳細は下記へお問い合わせください。


●令和3年度第3回企画展
飛鳥の王陵と平野塚穴山古墳―平野塚穴山古墳の被葬者を推理する―
会期：2021年12月18日（土）～2022年2月13日（日）
時間：9時～17時　＊入館は16時30分まで
休館日：毎週月曜日（国民の祝日、振替休日に当たる場合は翌日以降最も近い平日）

会場：香芝みらい創造プロジェクト・香芝市二上山博物館
住所：奈良県香芝市藤山1丁目17-17ふたかみ文化センター1F
tel. 0745-77-1700
http://kashiba-mirai.com/