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愛媛:うちぬき石彫公開制作2022 5月8日まで愛媛県西条市の千町棚田

2022.04.14

イベント

公開制作中の彫刻家クボタケシさん



うちぬき石彫公開制作2022

5月8日まで愛媛県西条市の千町棚田で開催!

 招待作家が公開制作に挑む「うちぬき石彫公開制作2022」が5月8日(日)まで、愛媛県西条市の千町(せんじょう)棚田で開催されています。

 主催はNPO法人うちぬき21プロジェクト。2001年から続くイベントで、作家は「水と芸術文化」をテーマに地場産の伊予青石で制作することが条件となりますが、昨年と一昨年はコロナ禍で中止となり、ようやく3年ぶりの開催となりました。

 今回招待されたのは、兵庫県出身の彫刻家クボタケシさん。2000年よりトラバーチンを用いた作品をつくりはじめ、同年参加した石の彫刻コンクールで最高賞を受賞。イタリア、ポルトガル、ルーマニア、アルバニア、オーストラリア、エジプト、イランなど海外での制作経験も豊富で、国内では第7回KAJIMA彫刻コンクール展(東京)でKAJIMA銀賞、第1回GOAC2002(群馬)で最優秀作品大賞、兵庫県芸術奨励賞などを受賞されています。

挨拶するクボタケシさん

 
 会場となる千町棚田は、1585年豊臣軍の四国征伐時に土佐の豪族伊藤近江守裕晴が開拓したとされる棚田で、その広さは約80ha、棚田の数は2,300枚にも上ります(日本一ともいわれるそうです)。NPO法人うちぬき21プロジェクトでは千町棚田チームとして棚田保存や環境保全等の活動を行なっており、今回の公開制作はこの千町棚田で開催されることになりました。期間中、各種イベントが開催され、作家と交流する中で西条市の“うちぬき水”と“芸術文化”について考える機会となります。

 去る4月9日にはオープニングセレモニーが開催され、西条市の玉井敏久市長も来賓として出席されました。

来賓として挨拶する西条市 玉井敏久市長

来賓として挨拶する伊予銀行 二瓶大介西条支店長


 「地域の皆様と触れ合う中で、どのような石彫制作になるかとても楽しみです。完成後は地域内の相応しい場所に作品を設置したいと考えています」と主催者は話します。


 GW中も開催されていますので、西条市方面に行く予定がある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

●うちぬき石彫公開制作2022
会期:2022年4月9日(土)~5月8日(日) 
会場:愛媛県西条市千町棚田
https://uchinuki21.jp/stone-carving-public-production-2022