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第59回技能五輪全国大会、「石工」職種の金賞は山田海統さん(磯貝彫刻)!
「石工」職種の競技会場のようす
さまざまな職種の青年技能者(原則23歳以下)が技能レベルの日本一を競う第59回技能五輪全国大会(主催=中央職業能力開発協会)が12月17日から4日間、東京ビッグサイトなど14会場で開催され、全国から42職種、千人余りの選手が参加しました。
新型コロナウイルスの影響で、式典(開会式、閉会式)はオンライン、会場内へ入場できるのは選手と関係者等のみという状況でしたが、「石工」職種は江東区の東京都港湾局用地で開催され、愛知県の4社から6名が出場しました。
今回の課題は下記画像のとおり前回とほぼ同じ内容で、与えられた支給材料(愛知県産花崗岩「宇寿石」、300㎜×250㎜×250㎜)を使って、休憩を挟みながら1日半(標準時間10時間)かけて完成させますが、どの参加者も限られた時間内で真剣な表情で競技に挑んでいました。採点の配分は、製品の寸法精度が60点、出来栄え15点、仕様誤り10点、作業態度5点、作業時間10点(以上、100点満点)となっていて、その合計点を競いました。
そして2日間にわたって熱戦を繰り広げた結果、前回大会で銅賞だった有限会社磯貝彫刻の山田海統さんが見事に金賞を獲得しました。銀賞は石嶽石工業有限会社の楠名康輔さんでした(銅賞、敢闘賞の該当者はなし)。
金賞の山田海統さん(磯貝彫刻)
銀賞の楠名康輔さん(石嶽石工業)
残念ながら6名のうち1名が負傷のため途中リタイヤとなりましたが、その他入賞できなかった参加者も含め、ここでの経験(練習に費やした時間も含め)は今後の仕事に必ず役立つことでしょう。
選手、審査員の皆さん、お疲れ様でした。
◎本大会「石工」職種に参加した山田さん、楠名さん以外の皆さん(登録順)と、競技主査・補佐員の皆さん
近野太一さん(石嶽石工業有限会社)
山崎良さん(石嶽石工業有限会社)
亀田知宏さん(株式会社犬塚石材本店)
佐藤立誠さん(石彫の戸松)
競技主査と補佐員の皆さん