現場レポート
東京・銀座のギャラリーせいほう「湯村光展」は11月21日まで!
会場風景
彫刻家・湯村光氏の個展「湯村光展」が2025年11月10日(月)から21日(金)まで東京・銀座のギャラリーせいほうで開催されています。黒御影石による立体作品8点(小品1点も)と平面作品4点で構成されています。
手前は作品「響きあうかたち-水際」
30×205×58センチ、黒御影石
湯村氏は1948年鳥取県生まれ。71年に東京藝術大学彫刻科卒業後、フランスに渡り、国立パリ美術学校に留学(〜72年セザール教室)。国内はもとより、フランス、オランダ、アメリカ、韓国、インド、オーストラリアなどで個展、グループ展など多数。第10回現代日本彫刻展・神戸須磨離宮公園受賞(83年)、第5回ヘンリー・ムア大賞展・優秀賞受賞(85、87年)、安田火災美術財団奨励賞展・優秀賞受賞(86年 / 91年銀賞受賞)、第15回長野市野外彫刻賞受賞(87年)、第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展・京都国立近代美術館賞受賞(88年)、第14回現代日本彫刻展・東京国立近代美術館賞受賞・埼玉県立近代美術館賞受賞(91年)、第24回中原悌二郎賞優秀賞受賞(93年)、第5回倉吉緑の彫刻賞受賞(2000年)など受賞多数。パブリックコレクションも国内外に多数。
作品「響きあうかたち-間隙」
105×102×57センチ、黒御影石
本展ではひとつの黒御影石を割って構成する幾何学的な作品「響きあうかたち」シリーズ2作と、シンプルな「石のかたち」シリーズ6点が展示されています。いずれも丹念に磨かれた石肌と、石を割った素肌とのコントラストが美しく、特に「響きあうかたち」シリーズでは石のパーツひとつひとつの複雑な組み合わせに目を奪われます。
作品「石のかたち」シリーズ
作品「石のかたち-2」
53×50×50センチ、黒御影石
作品「石のかたち-3」
46×50×50センチ、黒御影石
作品「石のかたち-4」
21×50×50センチ、黒御影石
平面作品3点「Work on Paper」
黒御影石の小品も
左:湯村光氏
右は作品「響きあうかたち-間隙」
会期は11月21日(金)まで。ぜひ会場で湯村氏による黒御影石の造形美に触れてください!
なお、会期最終日に当たる11月21日は17時より、ギャラリーせいほうの閉廊パーティーも開かれます。1976年の開廊から500回以上の展覧会を開催してきたギャラリーせいほう。石の彫刻展も数多く開かれ、美しい石の造形作品を多数世に送り出してきました。あわせてパーティーにもご参加ください。
●湯村光展
会期:2025年11月10日(月)~21日(金) *日曜休廊
時間:11時~18時30分
会場:ギャラリーせいほう
住所:東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
http://gallery-seiho.com/
◆ギャラリーせいほう閉廊パーティー
11月21日(金)17時〜19時


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