現場レポート
第27回筑波大学彫塑展 歴史ある湯島聖堂(東京・湯島)に若き才能が花開く!
歴史ある湯島聖堂 大成殿と石彫作品
第27回筑波大学彫塑展が2026年3月7日から15日まで、東京都文京区湯島にある史跡 湯島聖堂の大成殿で開催されました。筑波大学で彫刻を学ぶ学生、大学院生(19名、研究生1名含む)による彫刻作品20点が一堂に会しました。東京の桜の開花にはまだ少し早いですが、まさに若き才能が花開いたような展示となりました!
回廊にも多彩な彫刻が並んだ
彫塑展は一時(21回~23回)、コロナ禍のために大学内での展示及びWEB公開(有志の小品展を湯島聖堂で展示)としていましたが、24回からは参加学生全員(芸術専門学群彫塑領域3、4年生と大学院学術学位プログラム博士前期課程及び博士後期課程)の作品を湯島聖堂に展示しています。
今回、石の作品は椎木美宇さん(芸術専門学群3年)の「卵帯」(真壁石)と、伴野真子さん(博士前期課程1年)の「滔々」(白みかげ石、ブロンズ)、和田尚輝さん(博士前期課程1年)の「動き出すダンゴムシ」(黒みかげ石、ブロンズ)の3点。その他は楠、欅、石膏、テラコッタ、銅、ガラス、漆乾など、多彩な素材を使用した作品が展示されました。
椎木美宇さん(芸術専門学群3年)の作品「卵帯」
真壁石、H64×W60×D85センチ
伴野真子さん(博士前期課程1年)の作品「滔々」
白みかげ石、ブロンズ、H35×W348×D20センチ
和田尚輝さん(博士前期課程1年)の作品「動き出すダンゴムシ」
黒みかげ石、ブロンズ、H70×W50×D60センチ
その他、展示風景
会場風景
湯島聖堂は元禄3年(1690)、江戸幕府5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟で、その後、幕府直轄の学問所となった歴史ある建物。明治5年には現在の筑波大学、お茶の水女子大学の前身である師範学校・女子師範学校が開設されるなど、近代教育発祥の地でもあります。
そんな歴史ある空間に、彫刻を学ぶ学生たちの輝くような作品が並ぶ本展。今回、すでに会期は終了していますが、ぜひ次回開催時にはご来場ください!
会期中は多くの人が来場した
なお、筑波大学芸術専門学群彫塑領域は「月刊石材」2023年12月号掲載「石彫の未来へ」で紹介しています。あわせてお読みください。
◎筑波大学芸術系彫塑研究室
https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/chouso/


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