現場レポート

ホームショーで庵治石建材(石翔会)が大注目!

2020.11.12

現場レポート

株式会社石文社


庵治石建材庵治石の建材が大注目!

11月11日から13日(金)まで、東京ビッグサイト・南1~3ホールで開催中のJapan Home & Building Show 2020(ジャパンホームショー)に庵治石の建材が出展されていると聞き、さっそく初日、取材に行ってきました。庵治石材産地・石翔会がブース出展していて、建材としての新しい庵治石の魅力を発信されています。

庵治石は高級墓石材として知られていますが、実際に墓石として使用されるのは、採掘された原石のわずか数パーセントだけともいわれます。「斑(ふ)」といわれる庵治石特有の模様も含め、美しい色合いや目合いがその価値や魅力を高めているのはもちろんのこと、その希少性からも高価になり、さらにブランド性を高めています。

一方、庵治石の建材としての認知度は、あまり高いとはいえません。しかし実はすでに国内外多数のホテル、ショップ、飲食店、個人邸などに使われています。それも、庵治石ブランドに見合うような高級案件が多く、それだけに一般的には知られていないというだけで、石翔会はいま、庵治石の新たな市場開拓として建材市場への提案に力を入れています。

ホームショーでは庵治石独特の「かさね肌」「二番」などを生かした「割肌」、「のみ切り」「ビシャン」「小叩き」などの「粗面仕上げ」、また「細目」「中目」「錆石」などの「研磨仕上げ」の各種サンプル石や、新しい国立競技場に多数使用されたものと同じ規格の庵治石栗石、そして、かさねや錆、研磨面などを上手に組み合わせた建材サンプルなどを出展しています。


庵治石建材石翔会ブース

庵治石建材新国立競技場にも使用された庵治石

庵治石建材かさね肌や研磨面を生かした建材例

ブースは、建築家、設計事務所、インテリア・エクステリアのデザイナー、建築系のメディアなどから注目されていました。すでに庵治石を知っている人、また知らなかった人も多数いらっしゃり、いずれにしても「(新しい)魅力的・個性的な素材を探している」という人たちのアンテナに触れたようで、石翔会メンバーも確かな手ごたえを! 今後の展開がとても楽しみですね!

今回のホームショーは、見たところ庵治石以外の天然石の商品はないようです。ただ、まるで天然石のような風合いを表現できるコーティング材(塗り材)の「ADD STONE(アドストーン)」(株式会社ウェーブフロント セキガハラ)も注目を集めていました。メンテナンスや剥離落下の危険性もなく、幅広いテクスチャーが揃うので、石との住み分け、特に住宅の2階以上、マンションやホテル、オフィスビル等の高層階への使用に適しているようです。

庵治石建材ADD STONEも大注目!



◇Japan Home & Building Show 2020
会期:2020年11月11日(水)~13日(金)
時間:午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト・南1~3ホール
公式ウェブサイト:https://www.jma.or.jp/homeshow/