現場レポート
栗原優子さんの個展「肯へて みえるものを」(東京・日本橋のガルリアッシュ)
栗原優子展「肯へて みえるものを」
彫刻家・栗原優子さんの個展「肯へて みえるものを」が2022年5月29日から6月11日まで、東京・日本橋のgalerieH(ガルリアッシュ)で開催されました。伊達冠石、小松石、黒御影石、大理石の彫刻作品7点が出展されました。
栗原さんは2008年、女子美術大学大学院修士課程美術専攻立体芸術研究領域を修了。2007年「栗原優子」展(東京・ガレリアグラフィカbis)を皮切りに多数の個展を開催。またグループ展は05年第41回神奈川県美術展(平面立体部門準大賞、神奈川県民ホール)、13年・15年・19年雨引の里と彫刻(茨城)、21年中之条ビエンナーレ2021(群馬)などなど多数に参加。レジデンスは06年の第5回石の彫刻フェスティバル、10年Art Bio Top小豆島(香川)、作品設置も多数のいま活躍中の彫刻家です。
作品「Blank iii」小松石
右:作品「Visible ii」伊達冠石
左:作品「Visible i」黒御影石
左:作品「PLAY ii」大理石
右:作品「PLAY iii」大理石
以下は「肯(うけが)へて みえるものを」について、栗原さんの思いです。
ひかりだけではみえなくて
くらいやみをもってくる
あらわれたのはうつろなかたち
よろこび この手をさしのべる
かぶさるやみがかくすかたち
とまどい ここにたちつくす
はなれてたどるりんかくせん
たしかなきおくはふたしかに
わたしは目をとじ ひかりをみる
わたしは目をあけ やみをみる
栗原優子さん
会場:galerieH(ガルリアッシュ)
東京都中央区日本橋小舟町7-13東海日本橋ハイツ2F
https://galerie-h.jp