現場レポート

飯島祐奈展「石があった場所」5月21日まで東京・日本橋のgalerieHで開催中!

2022.05.12

現場レポート

株式会社石文社


飯島祐奈展「石があった場所」飯島祐奈展「石があった場所」



彫刻家・飯島祐奈さんの個展「石があった場所」が2022年5月8日(日)から21日(土)まで、東京・日本橋のgalerieH(ガルリアッシュ)にて開催されています。大理石やみかげ石の作品7点が出展されています。

飯島さんは2018年、女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻を卒業。21年に同大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻立体芸術を修了したばかりの若手彫刻家。でもすでに東京・ギャルリー東京ユマニテbis(個展)やいりや画廊での展覧会に参加するなど、いま注目の作家です。


飯島祐奈展「石があった場所」手前・作品「○が見える長方形」みかげ石

飯島祐奈展「石があった場所」作品「1人の○」大理石


飯島さんは今回の「石があった場所」展に対して、次のようにコメントされています。

「ミニマリスト、断捨離、ファスティング、ダイエット。
これらの本質のひとつに、『かつてあったものがなくなる』ことで感じる充実や快感があるのではないか。
だから元々ないじゃ意味がない。
何かを減らすというマイナスの行為が、心を満たすというプラスの効果を生むのである。
この『かつてあったものがなくなる』ことで得られる充実感や満足感を、私は石の彫刻に置き換えている。

(作品の)○や□の内側はかつて石だった場所。
石の前に立ったとき、石がなくなったことで向こう側が見えたり、円形のなかに入れたりするというプラスの効果がある。
この新しくできた空間を『石があった場所』と呼ぶことにする」


飯島祐奈展「石があった場所」作品「3人の○」みかげ石

飯島祐奈展「石があった場所」作品「支えが必要な○」大理石・石英岩


すっぽりと石に空いたその場所に、人々は何を見出し、何を満たし、また満たされていくのか。
鑑賞者それぞれの心と呼応する作品が魅力です。ぜひご来場ください。



●飯島祐奈展「石があった場所」
会期:2022年5月8日(日)~21日(土)
時間:12時~19時 *最終日は17時まで
休廊日:5月9日(月)、16日(月)
作家在廊予定日:5月8日(日)、14日(土)、15日(日)、21日(土)

会場:galerieH(ガルリアッシュ)
住所:東京都中央区日本橋小舟町7-13 東海日本橋ハイツ2F
https://galerie-h.jp