現場レポート
Ei des Kornbrust / コルンブルストの卵 7月15日まで東京・銀座のギャラリーせいほうで開催中!
会場風景
「Ei des Kornbrust/コルンブルストの卵」が2022年6月27日(月)から7月15日(金)まで、東京・銀座のギャラリーせいほうで開催されています。ドイツのミュンヘン造形大学、レオ・コルンブルスト教授と、その教えを受けた日本人彫刻家5名によるグループ展です。
コルンブルスト氏は1929年生まれ。43年から木彫(修業)を始め、ミュンヘン造形大学大学院修了(57年)、78年にミュンヘン造形大学教授就任、91年同大学学長代理、95年同大学名誉教授。若い頃からヨーロッパ各国やエジプト、そして日本へも旅をし、日本では97年に各地の教え子を訪問。その一人で、今回の展覧会にも参加した松田文平氏のアトリエでは一ヵ月間、石の彫刻を制作。翌年も来日し、北海道、京都、広島、東京をまわり、教え子たちとの展覧会を企画されたそうです。04年に「平和の道-ヨーロッパにおける彫刻の道-オットー・フロイントリッヒ協会」を設立。21年7月20日に逝去されました。
ドイツ連邦一等功労十字勲章(98年)、ザンクト・ヴェンデル名誉市民(19年)など、受賞も多数。ドイツやオーストリアの他、日本にも石の彫刻作品を設置されています。
手前:レオ・コルンブルスト氏 「ラヴィオリ」
その教え子として参加した作家は、山谷圭司氏(1955年、北海道生まれ)、前川義春氏(1955年、福井県生まれ)、松田文平氏(1959年、富山県生まれ)、祐成政徳氏(1960年福岡県生まれ)、三浦吉幸氏(1958年、福岡県生まれ)です。
ここでは主な石の作品を紹介します。ぜひ会場で実物をご覧ください。
3点:山谷圭司氏の作品
山谷圭司氏
左:「三本足の者」 右:「内と外」
前川義春氏
左:「零に向かう形」シリーズ 右:「彫刻噴水模型」
手前:松田文平氏 「折角」
松田文平氏 左:「呼吸1」 右:「呼吸2」
◇Ei des Kornbrust/コルンブルストの卵
会期:2022年6月27日(月)~7月15日(金)
時間:11時~18時30分
*日曜・祝日休廊
*最終日等、時間変更の場合あり
会場:ギャラリーせいほう
住所:東京都中央区銀座8丁目10-7 東成ビル1F
http://gallery-seiho.com/