現場レポート

「文化庁日本の技フェア~文化財を守り続けてきた匠の技~」、文化財石垣保存技術協議会が出展

2022.11.08

現場レポート

株式会社石文社

 

文化財石垣保存技術協議会のブース


「文化庁日本の技フェア~文化財を守り続けてきた匠の技~」(主催・文化庁)が10月22日・23日の2日間、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催されました。文化財の保存技術を紹介するイベントで、全国文化財保存技術連合会が共催。選定保存技術保存団体による展示のほか、熟練技術者による実演、「匠の技」の体験などが行なわれました。

 石材関係では文化財石垣保存技術協議会(兵庫県姫路市、和田行雄会長)が出展し、石工道具や石垣の模型、説明パネルなどを展示しました。「城ブーム」でもあり、来場者はそれらを熱心に見ていました。会場には同協議会の和田会長もおり、来場者の質問を丁寧に答えていました。和田会長は「次回は実演を披露したい」と話していました。




来場者に石垣について説明する和田会長(中央)


 文化財の保存技術は、伝承者の養成や原材料の確保等が困難になるなど継承の危機に瀕しており、本イベントはそれらの現状や大切さをより多くの方々に理解してもらい、未来の伝承者・理解者の拡大等につなげることを目的としています。


◎文化財石垣保存技術協議会 
〒670-0012
姫路市本町68-258 日本城郭センター内
http://bunsekikyou.sakura.ne.jp/