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石に関係する用語を解説します。

墓石(ぼせき)

2020.10.17

墓標に用いる石。庶民が墓石を建てるようになったのは江戸時代からである。位碑型の笠塔婆や板碑から変形した棹型墓石が最も多く、この形式が今日の標準型である棹型墓石となった。棹型墓石は、棹石、上段、中段、芝台、カロート、香炉、花立、水鉢などからなり、墓地にはほかに経机、塔婆立、墓誌、名刺受、墓前灯籠、物置台、外柵(勾欄、玉垣)などの施設がつくられる。現代の墓石の形式にはほかに五輪塔、宝篋印塔、宝塔、層塔、板碑、自然石などがあり、最近は西洋型墓石も建てられている。墓石に用いられる石は、硬質でさびの出にくい花崗岩と安山岩が一般的である。