山中英明作「宝塔『松風』(神奈川県産本小松石)」
山中英明作「宝塔『松風』(神奈川県産本小松石)」
宝塔「松風」は大徳寺聚光院(京都市北区)に建立されている、千利休の墓と伝わる石塔です(鎌倉中期)。聚光院は普段非公開ですが、山中英明さんは各種資料等を参考にしながら自身の創作を加えて制作しました。
上部の相輪を含む塔身は一石から彫り出され、全工程でノミによる手彫りを重視し、丹念なノミ切りで仕上げられています。塔身下部には二十体の地蔵立像を陽刻する他、相輪と屋根の巧みな彫刻表現も見どころ。また、塔身軸部の四方に鳥居形を彫りあらわし、前後に火口のような方形の孔を貫通させ、左右側面には円窓をうがちます。
本塔は、基壇の上に層塔の屋根を思わせる台座を置き、その上に塔身をのせていますが、台座と塔身でのご購入(基壇はなし)も可能です。同じく本小松石で制作した花立が付属いたします。
石 種:本小松石(神奈川県)
寸 法:基壇の幅78センチ、奥行80センチ、高さ20センチ / 台座は55.5センチ角、高さ35センチ / 塔身の高さ98センチ
制 作:2020年12月24日完成
ご購入の際には洗浄し、墓地等への建立工事(施工費)については、立地条件等をうかがったうえで、別途、お見積りいたします。
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