2022年夏、とある機関による取材にあわせて制作した手水鉢です。全工程でノミによる手彫りを重視し、ノミ切り仕上げの後に角を落とし、バーナーを当てて石を剥離させ、また表面はあえて錆び仕様としています。

　側面には金剛界四方仏（東方：阿閦如来、南方：宝生如来、西方：観自在王如来、北方：不空成就如来）を陽刻し、上部には中央の水穴の脇に「草餅穴（くさもちあな）」と呼ばれる凹みを付けています。この草餅穴は、四国八十八ヶ所霊場の第八十三番札所・一宮寺（香川県高松市）にある手水鉢にも付けられている意匠で、山中さんが現地で確認し、取り入れました。

　水穴の縁が、天端よりも一段高くつくられているところにも、山中さんのこだわりが垣間見れますね。

石　種：真壁小目（茨城県）
寸　法：幅・奥行30センチ、高さ38センチ
重　量：約75キログラム


　送料は制作者負担（全国対象）で、商品の発送は制作者からとなります。

　ちなみにこの四方仏手水鉢は、2025年3月から放映のNHK連続テレビ小説『あんぱん』のセットにも使われました（山中さんは石工指導として参加）。

お支払い方法：クレジットカード払い、銀行振込を用意してございます。ご希望にあわせて、各種ご利用ください。

お届け時期：クレジットカード払いは、ご注文から約1週間以内に発送いたします。銀行振込も、入金確認日から約1週間以内に発送いたします。

詳細は、お買い物ガイドでご確認ください。