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島根:「小泉八雲と松江の石 八雲が惹かれた石の趣き」12月17日-2026年3月29日 モニュメント・ミュージアム「来待ストーン」

2025.11.11

イベント

 

冬季企画展「小泉八雲と松江の石 八雲が惹かれた石の趣き」
12月17日(水)~来年3月29日(日)
モニュメント・ミュージアム「来待ストーン」にて開催 

 令和7年度冬季企画展「小泉八雲と松江の石 八雲が惹かれた石の趣き」が12月17日(水)から来年3月29日(日)まで、島根県松江市のモニュメント・ミュージアム「来待ストーン」で開催されます。

『怪談』『知られぬ日本の面影』などの著作で知られる明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)といえば、現在NHKで放映中のテレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』でもすっかりお馴染みですが、明治23(1890)年8月30 日から翌年11月15 日まで「神々の国の首都」と呼んだ松江で暮らしました。松江の地で約1年3ヵ月を過ごした八雲は、島根県尋常中学校と島根県尋常師範学校の英語教師として勤める傍ら、各地の社寺や景勝地を巡るなどして、見聞や交友関係を広げていきました。そして、松江を去った後も様々な事象や事物、伝承などに関心を示し、日本に関する多くの著作を出版しますが、その中には「石」にまつわる記述も散見されます。

 本企画展の主催は同ミュージアムで、小泉八雲が著作において触れている様々な石をはじめ、松江で暮らしていた当時に巡った先々の石造物や岩石などを紹介するものです。キャッチコピーに「あだん、吾がとこに こげな石があったかね」(あらまあ、私たちの地域にこんな石があったのですか)というフレーズが使われており、主な展示資料として「幕末期の唐獅子図」(同館蔵『中村家資料』 松江石橋町の石工・中村乙右衛門ゆかりの掛軸)のほか、「天狗像」(石像彫刻家・坪内正史氏が来待石で製作。寄託資料)、「如泥石(宍道湖の波止石) 1/3模型」(来待石灯ろう協同組合が来待石で製作し所蔵)などが予定されています。



 同ミュージアムでは、来待石の歴史・文化・地質が学べるほか、来待石採石場跡や石のトンネルなどがあり、さらに工房や陶芸館で来待石の彫刻体験や時計作り、ペンダント作り、陶芸、絵付けなどを楽しむことができます。「夕日の美しさは日本随一」と評判の宍道湖観光と合わせて、こちらにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 詳細等は下記までお問い合わせください。

●モニュメント・ミュージアム来待ストーン
所在地:島根県松江市宍道町東来待1574-1
TEL:0852-66-9050
開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:毎週火曜日(祝日の場合、翌平日)、年末年始(12月29日~1月2日)
入館料:一般500円(400円)、小中学生250円(200円) ※( )内は15名以上の団体料金
https://www.kimachistone.com