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岡山:万成石50の表現~彫刻家51人による万成石の彫刻たち~ 9月10日まで岡山市内3会場を巡回

2023.08.28

イベント


万成石50の表現

万成石50の表現
~彫刻家51人による万成石の彫刻たち~
8月22日~27日:岡山県天神山文化プラザ・第2展示室(岡山市北区) *終了
8月28日~31日:岡アートギャラリー(岡山市中区)
9月1日~10日:杜の街プラザ(岡山市北区)

「万成石50の表現~彫刻家51人による万成石の彫刻たち~」が2023年8月22日(火)から9月10日(日)まで、万成石の産地・岡山県岡山市内の3つの会場を巡回して開催されます。すでに8月22日~27日の岡山県天神山文化プラザ・第2展示室での展示は終了していますが、8月28日(月)から31日(木)までは岡山市中区にある岡アートギャラリーで開催。続く、9月1日(金)から10日(日)までは岡山市北区の杜の街プラザで開催されます。現在活躍中の51人の彫刻家が万成石を素材に創作した彫刻作品が一堂に会するグループ展です。

 ―岡山県内には花崗岩の産地が多くあり、主に笠岡市北木島の北木石、矢掛町の矢掛石、岡山市東区犬島の犬島石、そして岡山市北区の万成石が有名です。
その中で、万成石は岡山市街地から近い万成・矢坂地区に採石場があり、その石や石質から桜御影ともいわれ、全国で墓石として、また、明治神宮絵画館などの有名建築の床・壁面に使われ、さらに、彫刻家・朝倉文夫がブロンズ像台座に重宝したことで広く台座や石碑として定着しました。彫刻では、イサム・ノグチをはじめ、多くの現代芸術家に魅力的な素材として愛され使われています。
 しかし、新素材や輸入材増加による国産石材需要の減少、墓石離れや墓終いなどの業界の構造的不況による採石業の低迷も長く続いており、万成石関係者にも影響がおよび、廃業や休業する会社も多く、その規模は急激に減少してしまいました。
 今回、岡山で制作する石彫作家たちが、地元の万成石の持つ魅力を多くの皆様に知っていただくための展覧会を企画しました。
石を活かして多様に表現する全国で活躍している彫刻家の皆様に、万成石を使った作品制作を依頼、完成作品を一堂に展示し、万成石の魅力を発信する展覧会です。
単一限定素材の作品制作というユニークな企画であり、県内の他の地域や素材にも可能性を広げる展覧会となります。その第一歩となる提案です。(『万成石50の表現』展実行委員会)―

◎出展作家(敬称略)
【北海道】伊藤隆弘 伊藤三千代 長澤裕子 【山形】竹迫界斗 森本諒子
【茨城】鈴木典生 松田文平 山添潤 【群馬】明田一久 【千葉】土田義昌
【埼玉】田中毅 【東京】天野浩子 志津雅美 中村いわね 【静岡】西川なつみ
【新潟】菅野泰史 【石川】小尾昌弘 丹羽啓 渡部順子 渡辺秀亮
【愛知】尾崎慎 西脇弘 藤田雅也 【三重】平田茂
【大阪】岩村俊秀 岩村真季 【兵庫】クボタケシ 新谷一郎 水田勢二 馬渕洋
【広島】原仲裕三 【徳島】居上真人 【香川】アキホタタ さとうゆうじ
【愛媛】宮内宏 【宮崎】田中等 【鹿児島】八田隆 【沖縄】伊藤銀 平敷傑
【岡山】伊丹脩 大間光記 大村裕美 片岡幸夫 久保極 小林照尚 小林弘幸
坂本博司 佐藤尚宏 寺見章 濱坂渉 松村晃泰

ぜひ、万成石の魅力に触れてみてください!


●万成石50の表現~彫刻家51人による万成石の彫刻たち~
・会期(1):2023年8月22日(火)~27日(日) *終了
会場:岡山県天神山文化プラザ・第2展示室
・会期(2):2023年8月28日(月)~31日(木)
時間:11時~18時(最終日は16時まで)
会場:岡アートギャラリー
住所:岡山市中区浜2丁目2-38
・会期(3):2023年9月1日(金)~10日(日)
時間:11時~18時(最終日は16時まで)
会場:杜の街プラザ
住所:岡山市北区下石井2丁目10-8

主催:『万成石50の表現』展実行委員会、岡山県天神山文化プラザ
協力:浮田石材店、万成石材採掘販売組合