現場レポート
東京・上野公園内の東京都美術館「第98回国展受賞作家展・国展秋季展」は11月8日まで開催中!
会場
「第98回国展受賞作家展・国展秋季展」(秋の国展)が2024年11月1日(金)より8日(金)まで東京・上野公園内の東京都美術館で開催されています。
毎春開催の〈春の国展〉とは趣きを変え、国画会4部(版画・彫刻・工芸・写真)による実験と研究の場として開催される本展。出品作家が個々の表現における実験的な探求を続けています。
会場
〈彫刻部秋季展〉としては46回目を迎えますが、さすがは国展! 春の国展(毎春、東京・六本木の国立新美術館で開催)とは趣きを変えて小品が中心ですが、そこは伝統といっていいほど、石の作品が多く、見ごたえたっぷり!!
展示内容は、今年5月開催の第98回国展での受賞作家展と各部の秋季展という構成で、彫刻部では有志により「About works」の展示を採用。各作品のキャプションボードにはQRコードを付け、その場で読み取れば、各作品のより詳しい情報を確認しながら、鑑賞できるようになっていて楽しさも倍増!!
すべてではないですが、石の作品を中心に何点かご紹介しましょう!(順不同)
*石以外の作品も含まれます。どれが石かわかりますか?
左:菊地伸治氏 作品「Existence」
右:土屋勝氏 作品「Mの痕跡-Ⅱ」
左:石井尚志氏 作品「cloud」
右:吉岡周氏 作品「Brave U」
左:かん氏 作品「空が揺れる時」
右:稲生弘志氏 作品「cloud」
原透氏 作品「切光34」
左:平井孝典氏 作品「ピース-繋がれていたモノ-」
右:松川善光氏 作品「warabi」
武末裕子氏 作品「森へ」
左:渡辺治美氏 作品「Root」
右:渡辺忍氏 作品「繋ぐ」
石文社「月刊石材」2024年10月号掲載の「石彫の未来へ~美大・芸大の現場から 北海道教育大学旭川校編」にご協力いただいた同校・准教授の岩永啓司氏も木彫作品を出展されています!
岩永啓司氏 作品「A Moment」
石文社「月刊石材」2024年10月号掲載の「石彫の未来へ~美大・芸大の現場から 北海道教育大学旭川校編」
左:初日11月1日には受賞作家によるトークインも開催
右:絵画、版画、写真、工芸、そして彫刻の作品が一堂に会する
さまざまな素材の彫刻が集まる
ぜひ今週末からの3連休も利用して、上野のアート散策にお越しください!
●第98回国展受賞作家展・国展秋季展
会期:2024年11月1日(金)~8日(金)
休館日:11月5日(火)
時間:9時30分~17時30分(入場は17時まで)
*最終日は14時閉場(入場は13時30分まで)
入場:無料
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
https://www.tobikan.jp/
・受賞作家展:ロビー階第3展示室
・秋季展:ロビー階第4展示室 / B3階ギャラリーA
主催:国画会
https://kokuten.com/