現場レポート
石が多い!「YEAR-END EXHIBITION OF MINI・SCULPTURES」が開催中!!
YEAR-END EXHIBITION OF MINI・SCULPTURES(年末彫刻小品展)が12月19日(土)まで、東京・銀座のギャラリーせいほうで開催されています。金属や木、陶、そして石など、さまざまな素材で表現する彫刻家が多数参加し、その作品を出展する年末恒例の展覧会で、今年は何と151名もの作家(複数点出展の作家もあり)が参加されています。
「今年は特に石が多いですよ!」とギャラリーの女性スタッフさん。
確かに、ざっと見たところ、会場の3~4割くらいを石の作品が占めている印象。それも白・黒のみかげ石(花崗岩)から小松石、各種大理石、砂岩、中には美しいヒスイまで! 造形の美しさ、おもしろさはもちろんのこと、石だけを見ていても飽きません(笑)。その他の素材も本当に楽しく、見ごたえ充分!
観覧に来られたあるご婦人が、お目当ての岡野奏恵さんの大理石の作品「Crowd」をご覧になって、「ワァ、すてきね」とおっしゃっていたのが印象的でした。今年はコロナの影響で彫刻展も少なかったようですが、1年の締めくくりにふさわしい、にぎやかで楽しく、うれしい彫刻展です。以下に会場のようすと、石の作品の一部をご紹介します。
なお、ギャラリーせいほうのブログで全作品がご覧になれます。展覧会の詳細情報もそちらでご確認ください。
・ギャラリーせいほうブログ http://gallery-seiho.com/blog/
以下は、石の作品の一部です(敬称略、順不同)。
渡辺忍「おくりもの」大理石
佐善圭「こころの結晶」大理石
右から、岩間弘「果実2020」大理石
原透「切光」白大理石、黒大理石
伊藤哲一「しるべ」大理石
田中毅「相合傘」黒みかげ石
「黒子」黒みかげ石
岡本敦生「cubic code-2」白みかげ石
「cubic code-3」白みかげ石
中岡慎太郎「untitle」黒花崗岩
「Minha familia」黒花崗岩
宮澤光造「月の夜」黒みかげ石
安部大雅「Mountain seed」大理石
岡野奏恵「Crowd」大理石
大島由起子「尖った耳」小松石
北川太郎「カサ」大理石
井田勝己「森の家」アラバスター
内田和孝「SEED」カナディアンジェイド
古屋一弘「Fawn」大理石
明田一久「まったりちゃん」
黒みかげ石・石灰石・安山岩・顔料