現場レポート

天野浩子展-見えない景色- 5月19日まで東京ガーデンテラス紀尾井町で開催中!

2022.04.14

現場レポート

株式会社石文社


天野浩子展「天野浩子展-見えない景色-」



彫刻家・天野浩子さんの個展「天野浩子展-見えない景色-」が2022年3月22日(火)から5月19日(木)まで、東京・紀尾井町の東京ガーデンテラス紀尾井町・紀尾井タワー2階オフィスエントランスで開催されています。小松石やライムストーンなどを使った作品5点と、みかげ石の作品3点が展示されています。

天野浩子さんは女子美術大学芸術学部立体アート学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。石彫のつどいシンポジウム(岐阜)、台湾国立東華大学パブリックアートプロジェクト(台湾・花蓮)、金谷アートクロッシング(金谷美術館、千葉)、ART SESSION TSUKUBA(つくば市神郡地域、茨城)の他、個展、グループ展等でご活躍中の彫刻家です。

今回は小松石、またはライムストーンと、木、塗料による作品「見えない景色」を5点と、みかげ石の作品「みぞれ的感覚」(1~3)を3点発表しています。「見えない景色」は、月・空・山・海・小の5作品で、それぞれ黄色や青、緑などの色が配されています。


天野浩子展作品「見えない景色」シリーズ
左から「同(海)」「同(空)」「同(山)」「同(月)」
海・空・山の石は小松石、月の石はライムストーン。他に木と塗料を使用


天野浩子展

 

「私はアトリエで石を削るとき、日の光が当たる明るいところと陰になっている暗いところの境目を見ています。光がもたらす色の変化で形を把握することができるからです。丸みのある形は積もった雪の起伏から着想を得ており、それが載る立方体には晴れ渡った空の色を塗りました。形と色は記憶と結びつきます。ふくらみのある形と立方体の単純な色が、それぞれの人が記憶している景色を呼び起こすものとなったら嬉しいです」(天野さんのコメント、案内状より)

触れてみたくなるやわらかな石の表情と、青・黄色・緑など鮮やかな色の単純な四角。そのコントラストがよけいに石の魅力を引き出しているように感じられました。


天野浩子展作品「みぞれ的感覚」(1~3) みかげ石


天野浩子展作品「見えない景色(小)」 小松石、木、塗料


●天野浩子展-見えない景色-
会期:2022年3月22日(火)~5月19日(木)
時間:11時~20時
入場無料・無休
会場:東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー2階オフィスエントランス
住所:東京都千代田区紀尾井町1-3
https://www.tgt-kioicho.jp/event/
主催:(株)西武プロパティーズ
総合企画:いりや画廊
https://www.galleryiriya.com/