現場レポート
「コラボレーション:岡本敦生+野田裕示」は10月28日まで東京・京橋のギャルリー東京ユマニテにて!
会場風景
彫刻家・岡本敦生氏と画家・野田裕示氏による作品展「コラボレーション:岡本敦生+野田裕示」が2023年10月10日から28日(土)まで、東京・京橋のギャルリー東京ユマニテで開催されています。岡本氏が制作した石彫作品をキャンバスに、野田氏が絵画作品を制作するという、新たな試みによる作品が12点発表されています。
岡本氏と野田氏とのコラボレーション・ワークは、今回が5回目(同画廊では4回目)。二次元としての平面上に色や形を展開させて作者の思念を表現する絵画と、三次元の形と物の在り方+四次元としての時空を取り込む彫刻とが融合し、多元的な表現世界を創り出しています。それは「人の思念とモノと空間の在り方の融合」であり、「美術としての一つのジャンルではないか」と、岡本氏と野田氏。
手前右から、作品「No.5」、「No.6」、「No.1」
壁面右は作品「No.7」、奥に見えるのは作品「No.11」
*作品名「Collaboration 2023 O&N」 / 白御影石、アクリル(以下、同じ)
作品「No.6」(背面から)
左から、作品「No.1」、「No.9」
壁面、作品「No.11」
作品「No.1」を背面から見る
石の存在感、岡本氏による仕事の痕跡が認められる
特に今回は、岡本氏が完結した彫刻作品をつくることからスタートするのではなく、野田氏の絵画を多次元へと誘うための三次元キャンバスをつくりたい、という思いから動き出したことが、これまでのコラボレーション・ワークとは違うところ。野田氏の絵画は、石という物理的な存在を媒介として時空間へと展開していき、石の形は野田氏の絵画を身にまといながら、新たな空気をつくっていきます。
左:作品「No.1」と「No.11」
右:手前から作品「No.4」、「No.3」、「No.12」
手前、作品「No.2」
左から作品「No.3」、「No.11」、「No.7」
手前から作品「No.10」、「No.8」
会期終了間近ですが、ぜひ会場で岡本氏と野田氏が生み出す石の彫刻と絵画との融合をご覧ください。
●コラボレーション:岡本敦生+野田裕示
会期:2023年10月10日(火)~28日(土) *日曜休廊
時間:10時30分~18時30分
会場:ギャルリー東京ユマニテ
住所:東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
https://g-tokyohumanite.com
・岡本敦生氏ウェブサイト
https://www.atsuo-okamoto.com/