作品「ポッポレース」黒御影石、真鍮、顔料

彫刻家・明田一久さんの個展「明田一久 STONE WORKS」が2023年10月12日から29日（日）まで、東京・中野の土日画廊で開催中です。新作の彫刻作品が多数（約30点）と、明田さんオリジナルの刺繡ワッペン、ポストカード、石のぐい呑みなども出品され、とても楽しい展覧会です。

明田さんは1971年、群馬県生まれ。大阪芸術大学芸術専攻科美術専攻彫刻修了。毎年、国内外で個展開催、グループ展参加など、いま活躍中の人気作家のひとり。つばめや文鳥などの動物たちを主人公として、かれらが遊んだり、スポーツしたり、散歩したり、お酒を呑んだり、そんな動物たちのありそうでなさそうな日常の一場面を、彫刻（黒みかげ石や大理石、砂岩等の石と真鍮、彩色等）でつくり出されます。

会場風景

多数の作品が並ぶ

右：作品「ターゲット」黒御影石、黒大理石、真鍮、顔料

土日画廊での個展は今回で3回目。前回（2021年春）は東京オリンピックにちなんで〈スポーツ〉がひとつのテーマになっていましたが、今回はおなじみのつばめ、文鳥の他に、うさぎ、トラ、犬、きりん、ヒツジ、ゾウ、サイ、ロボット（！）、そして来年の干支・辰と、より多彩な主人公たちがほのぼのとした表情で登場しています。

作品「サバンナにて」黒・黄御影石、白大理石、真鍮、顔料、塗料

左：作品「FUJIYAMA×On the Ship」黒御影石、大理石、安山岩、砂岩（左）
作品「いたずらラビット」黒御影石、白・赤大理石、真鍮、砂岩、顔料
右：作品「轟」黒御影石、砂岩、顔料（左）
作品「とら猫とらら」黒御影石、砂岩、顔料

左：作品「オレンジ犬」黒御影石、砂岩、顔料（左）
作品「うささんぽ」黒御影石、砂岩、顔料
右：作品「青空夜空」黒御影石、砂岩、顔料（左）
作品「はなことば」黒御影石、安山岩、ステンレス、真鍮、顔料

左：作品「くもりのちひらめいた」黒御影石、砂岩、真鍮、顔料（手前左）
作品「ロボット」黒御影石、顔料
右：作品「ノッポさん」黒御影石、赤大理石、真鍮、顔料（左）
作品「ひつじのくろすけ」黒大理石、真鍮、顔料（中央）
作品「香りに誘われて」黒御影石、黒大理石、砂岩、真鍮、顔料

左：作品「Tuesday」黒御影石、黒大理石、安山岩、真鍮、顔料（左）
右：作品「桃太郎」黒御影石、万成石、真鍮、木、顔料

左：作品「からっ風小僧」黒御影石、白大理石、真鍮、顔料
右：作品「呑ものも！」「呑むのも！」黒御影石、白大理石、砂岩、真鍮、顔料

左：作品「イカぴん音頭」黒御影石、砂岩、真鍮、顔料（左）
作品「タコダンス」黒御影石、安山岩、真鍮、顔料
右：作品「燕雛人形」黒大理石、赤大理石、顔料

作品「竜の辰っちゃん」黒御影石、白大理石、顔料

土日画廊は古民家を利用した、とてもあたたかい画廊。近くには「たきび」の歌の発祥地があり、また新井薬師からもほど近く、秋空の下の散策もおススメ！（おいしそうなパン屋さんもオープンしてました！）

明田さんの作品（一部）をご紹介しますが、ぜひ、会場で実物をご覧になってお楽しみください！


●明田一久彫刻展 STONE WORKS
会期：2023年10月12日（木）～29日（日）
開廊日：木・金・土・日曜日
時間：12時～19時
＊月・火・水曜日は休廊
＊作家在廊日：初日、土日（予定）
会場：土日画廊
住所：東京都中野区上高田3-15-2
https://donichigaroh.com/

・明田一久氏ウェブサイト
http://ak19-45.raindrop.jp