この秋、感染症の拡大が少し落ち着いたのを見計らって、神倉神社へ行ってきました。神倉神社の御神体がゴトビキ岩。538段の階段を上り切って、ようやく岩とご対面です。ゴトビキとはこの地方の言葉で“ガマガエル”を意味するとか。確かに蛙に見えないこともないですね。ゴトビキ岩の後ろ側にも大きな岩があり、岩と岩の間にも丁寧に注連縄が張られていました。沖縄の御嶽と同じですね。

ところで、私たちが大きな岩、樹木等に注連縄を張るなどし、大切にするのは何故でしょう。私はこういった人間の心性に興味があり、大学院で研究を続けています。

蛙のご利益なのか、晴れていたのに下りは大雨。御嶽＝女性＝水？　エリアーデのシンボル論にも通じるような気がしています。

◆神倉神社ゴトビキ岩　◆和歌山県新宮市神倉（小さな駐車場があります）