現場レポート
開廊10周年特別展#2 岡本敦生「穴を彫る−2022」 10月6日まで東京・入谷のいりや画廊で開催中!
会場風景
開廊10周年を記念する特別展として、彫刻家・岡本敦生氏の個展「穴を彫る−2022」が2022年9月13日(火)から10月6日(木)まで、東京・入谷のいりや画廊で開催されています。玄武岩、黒みかげ石の大作や、白みかげ石、小松石などの小品が展示され、見ごたえのある展示となっています。
岡本敦生氏は、「内包する記憶、時間を守り続ける石の姿が美しく、感動する」と話し(「月刊石材」2019年6月号インタビューより)、作品『記憶体積』シリーズ等で知られ、石が内包する記憶・時間を引き出す作品など国内外で高い評価を得ています。
作品「息を彫る−2022」玄武岩
トップ画像・手前の作品
左:作品「穴を彫る−2022-2」黒みかげ石
右:白みかげ石、小松石、石による小品7点
今回は展覧会のタイトル「穴を彫る」のとおり、石にいくつもの穴を彫り抜き、あたかも石が呼吸して生きているような、いまにも動き出しそうな作品を発表。普段は硬く、無機質で、冷たく思われる石ですが、岡本氏の作品からは生命や有機性を感じられます。
作品:「穴を彫る−2022」玄武岩
会場風景
いりや画廊は2013年に開廊。石をはじめとした彫刻画廊として広く認知されています。若手作家の支援と発掘を目的とした「いりやKOUBO」の開催や東京ガーデンテラス紀尾井町での展覧会の企画プロデュース、野外展覧会開催の企画等、さまざまな試みを続けられています。
シルバーウィークも始まったばかり。お天気が心配されますが、ぜひご来場ください。
●開廊10周年特別展#2
岡本敦生「穴を彫る−2022」
会期:2022年9月13日(火)~10月6日(木)
時間:11時30分~19時30分 *最終日は16時まで
会場:いりや画廊
住所:東京都台東区北上野2-30-2
https://www.galleryiriya.com/
◇岡本敦生氏公式ウェブサイト
https://www.atsuo-okamoto.com/
◇岡本敦生氏インタビュー(サイト内)
https://stone-c.net/report/2249