現場レポート

田中毅石彫展 10月2日まで東京・中野の土日画廊で開催中!

2022.09.18

現場レポート

株式会社石文社


田中毅・土日画廊会場風景


彫刻家・田中毅氏の「田中毅石彫展」が2022年9月15日(木)から10月2日(日)まで、東京・中野の土日画廊で開催されています。「本当は25点のはずなんだけど、1点がどこに行っちゃったのか見つからなくて(笑)」と田中毅さん。石は黒みかげ石を中心に、玄武岩(六方石)や大理石も使用しています。

田中毅さんは、むしのような、妖精のような、動物のような不思議な存在感の作品が大人気。「癒しの空間として、作品は道祖神みたいにどんどん置きたい」「威厳のある彫刻より、みんなの心が晴れる彫刻をつくりたい」(「月刊石材」2016年8月号インタビュー)と話し、毎年のように個展・グループ展等が開催され、各地に作品が設置されています。


田中毅・土日画廊作品「石偶シリーズ」黒みかげ石

田中毅・土日画廊作品「石偶シリーズ」
左から「ウィンク」「登り子」「漢口」「木枯らし」

田中毅・土日画廊左:作品「ちび丸つぼ姫」玄武岩(六方石)
右:作品「サーファー」黒みかげ石

田中毅・土日画廊左から、作品「おんぶん太」黒みかげ石
「おぶっちょりんりん」玄武岩(六方石)
「ういんぽん」黒みかげ石



土日画廊での個展は原則1年おきに開かれ、今回は11回目。展示作品のほぼすべてが新作で、70歳を迎え(1951年生まれ)、コロナ禍でも一層、精力的に創作活動を続けられています。

「いまは本当に自分のつくりたいもの、好きなものをつくっている感じ」

毎朝、頭に浮かぶイメージをクロッキー帳に描き起こし、石を彫り続けている田中毅さん。もしかすると、いま、そしてこれからが、本当の意味での〈彫刻家・田中毅の世界〉なのかも知れません。


田中毅・土日画廊左から、作品「目光りぼう」「啓蟄の原」「虫丼」
黒みかげ石

田中毅・土日画廊左:作品「四つ葉のクローバー」黒みかげ石
右:作品「グシャ虫(玄太)」黒みかげ石

田中毅・土日画廊手前から作品「びびあんこっこ」大理石
「たまんぽん」黒みかげ石
「ぷちうるす」大理石

田中毅・土日画廊左:作品「亀王」
右:左「ハナハナくまどん」と「団子虫」
黒みかげ石


土日画廊は1995年3月に古い住宅街の一画にある2階建ての民家を改装してオープンした画廊で、ほっこりと、あたたかい雰囲気が魅力。田中毅さんの作品たちが気取らずに出迎えてくれます。ぜひご来場ください。

なお、開廊は木・金・土・日曜日。お出かけの際には下記の土日画廊ホームページをご確認ください。


田中毅・土日画廊土日画廊


●田中毅石彫展
会期:2022年9月15日(木)~10月2日(日)
開廊日:木・金・土・日曜日(月・火・水は休み)
時間:12時~19時
会場:土日画廊
住所:東京都中野区上高田3-15-2
https://donichigaroh.com/

◇田中毅氏インタビュー(当サイト内)
https://stone-c.net/report/4985