石の用語集
石に関係する用語を解説します。
ま行
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●前垂れ(まえだれ)
洗面台、カウンターなどの前に下げて取り付ける板。
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●磨崖仏(まがいぶつ)
自然の岩壁に直接彫る仏像。大分県の国東半島や臼杵、栃木・宇都宮の大谷寺などにあるものが有名。
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●豆矢(まめや)
石割り矢の小さいもの。長ものを石目通りに割るとき、矢穴が小さく簡単に掘れ、数を多くして割り筋の曲がりを防ぐ。
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●丸彫り(まるぼり)
字彫り方法の1つ。彫り始めは直角に下げ、底の隅を丸く仕上げる。
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●みかげ石(みかげいし)
花崗岩、閃緑岩、斑れい岩など硬質の深成岩の通称。六甲山に近い、兵庫・神戸市の荒神山から採れ、麓の御影町が石工の町として発展したことからその名が全国に広まった。
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●水糸(みずいと)
水平に張り、石据えや基礎工事の基準として遺形などに張られる糸。
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●水勾配(みずこうばい)
水を流し去るためにとる勾配。床は水平にすることが定則であるが、外部の雨水のかかる床、水洗いを必要とする床面に最小限の勾配を施す。1mに10㎜の落差をとる時は「1/100勾配」と示す。
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●水垂れ(みずだれ)
水勾配と同じだが、これは墓石の台や窓台など単体の石材に設ける傾斜のこと。
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●水抜き(みずぬき)
石積み、石垣に設ける裏側より浸透する雨水などを外側に排出する装置。通常、硬質塩化ビニール管を水勾配を確実にとって設置する。
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●水磨き(みずみがき)
石材の表面仕上げの1つ。荒磨きの後、つや出し(本磨き)する前の工程をいう。わずかにつやがつく程度に仕上げる。
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●水盛り(みずもり)
基準となる水平(陸)を出すこと。「水を見る」「水を出す」などという。
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●明神鳥居(みょうじんとりい)
神明形に対する鳥居の形式。最も普通に見られる。笠木に島木をつけ、両端を反り上げ、貫、額束のある丸柱半転びのもの。神明形との混同を避けて「八幡形」と呼ぶのが一般的。
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●無縫塔(むほうとう)
別名、「卵塔」。鎌倉時代に禅宗とともに入ってきた墓塔。塔身が卵形で、台座はあるが、笠はない。僧侶専用の墓塔であり「坊主墓」ともいわれた。
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●目荒らし(めあらし)
合口接合部のモルタルの付きをよくするために目を荒らす作業。
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●目地(めじ)
石の継ぎ目。モルタル目地、洗い目地、ねむり目地、深目地、押し目地、コーキング目地などがある。目地ごてで仕上げたものを「化粧目地」という。
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●目地割り(めじわり)
長さや高さの寸法間隔を決める製図上の作業。
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●木喰仏(もくじきぶつ)
江戸時代中期、日本全国を歩いた山梨県身延町出生の遊行僧木喰上人が作った微笑仏。正当派の仏像師とは別の手法の素朴な木彫である。
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●桃山形灯籠(ももやまがたとうろう)
全体が丸形で、竿にも節をつけない単調な形の灯籠。碗を伏せたような笠に菊花紋または桃の実が浮き彫りされている。
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●モルタル(mortar/もるたる)
セメント、砂、水を練り合わせたもの。