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島根：2021年度冬季企画展「石と鉄道」　12月15日より来待市ストーンで開催

2021.12.02

イベント

2021年度冬季企画展「石と鉄道」
12月15日より来待市ストーンで開催

　2021年度冬季企画展「石と鉄道」」が2021年12月15日（水）から2022年2月27日（日）まで、島根県宍道町にある来待ストーンで開催されます（主催は一般財団法人宍道湖西岸森と自然財団、モニュメントミュージアム・来待ストーン）。

　この企画展では、「鉄道の石」に焦点を当て、その歴史や使用事例、来待石の輸送に利用された宍道駅・来待駅の歴史などが紹介されます。最近は「線路の石」も話題です。ぜひ、この機会の「鉄道の石」をご堪能ください。

　
　モニュメントミュージアム・来待ストーンは、来待石の採石場跡地にあります。来待石は1,400万年前の火山灰と砂が体積した良質の凝灰質砂岩です。加工しやすいことから、古くは古墳時代の石棺に使用され、江戸時代には「御止石（おとめいし）と呼ばれ、松江藩の許可なく販売することができなかったほど珍重されていました。伝統的工芸品「出雲石灯ろう」の原材料や石見地方の石州瓦の釉薬としても有名です。

来待ストーン

　モニュメントミュージアム・来待ストーンは、来待石の岩盤を貫くトンネルを抜けた場所にあります。

来待ストーン

　モニュメントミュージアム・来待ストーンでは、来待石の歴史や文化が紹介されています。昭和40年頃まで行なわれていた手掘りの採石風景や灯ろうの加工など貴重な映像も見ることができます。また、島根県内で見つかった化石も多数展示しており、なかでも大森－来待層から発見された「パレオパラドキシア」の下顎化石は世界的に貴重だそうです。