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「イサム・ノグチ 発見の道」へ行ってきました~東京都美術館
イサム・ノグチ「黒い太陽」(「イサム・ノグチ 発見の道」にて撮影)
新型コロナ感染予防対策のうえ、東京都美術館で8月28日(土)まで開催している「イサム・ノグチ 発見の道」へ行ってきました(小学生以上は必ず日時指定予約が必要)。
イサム・ノグチ(1904年‐1988年)といえば、庵治石が採れる香川県高松市牟礼町で創作活動をしていたことは有名です。同地には現在、イサム・ノグチ庭園美術館があり、石彫を中心にノグチの世界が堪能できます(同美術館は、ニューヨークにもあります)。
イサム・ノグチ庭園美術館(香川県牟礼町)
今回の展覧会では、石彫だけでなく、ブロンズや陶、アルミニウム、溶融亜鉛メッキ鋼板などを素材とした作品、またノグチの代表作品の一つ「あかり(和紙、竹、鉄)」も多数展示されていました。
下記の画像は、「イサム・ノグチ 発見の道」にて撮影したノグチの石彫作品です(一部)。
左から「幼年時代」(花崗岩)、無題(花崗岩)、「下方へ引く力」(アリカンテ産及びマルキニア産大理石)
左から無題(花崗岩)、「サークルストーン(お地蔵さん)」(花崗岩)
展覧会は、第1章「彫刻の宇宙」、第2章「かろみの世界」、第3章「石の庭」(撮影禁止)で構成され、「石の庭」では、ノグチの石の世界を堪能できました。
会場内では、NHKが1970年後半に牟礼にて撮影したノグチの貴重な映像も流されており、ノグチの作業風景や日本語を流暢に話す姿にも感動しました。「ノグチが花崗岩を好んで使用していた」として、庵治石や本御影石、万成石などの石も展示されており、来場者の目を引いていました。
今回の展覧会のタイトルにある「発見の道」とは、ノグチが晩年の石彫に至る道行きを多様な作品で辿り、その精髄に迫ろうとするものです。コロナ禍であり、会場へ足を運ぶのは難しいかもしれませんが、チャンスがあれば、是非!
売店では、AJI PROJECTの作品も販売されていました!!
●イサム・ノグチ 発見の道
Isamu Noguchi:Ways of Discovery
会期:2021年4月24日(土)~8月29日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
主催:(公財)東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
◇特設ウェブサイト
https://isamunoguchi.exhibit.jp/
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