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天皇陛下御即位記念 令和「御製碑」を寄贈|全優石・石産協・全石協が共同で制作・設置

2021.07.19

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令和御製碑
天皇陛下御即位記念 令和「御製碑」を寄贈
全優石・石産協・全石協が共同で制作・設置



~学舎(まなびや)に ひびかふ子らの 弾(はず)む声 さやけくあれと ひたすら望む~

天皇陛下が令和2年の歌会始(うたかいはじめ)の儀に際して詠(よ)まれた和歌を刻んだ令和「御製碑(ぎょせいひ)」(御製=天皇陛下の詠まれた和歌)が、天皇陛下御即位記念として、皇居外苑の和田倉噴水公園内に建立されました。建立者は、天皇陛下御即位奉祝委員会および天皇陛下御即位奉祝国会議員連盟。天皇皇后両陛下のご成婚記念日に当たる6月9日には、同奉祝委員会と同奉祝国会議員連盟、そして天皇陛下御即位東京都奉祝委員会との共催により、厳かに除幕式が執り行なわれました。

令和「御製碑」の制作・設置(寄贈)は、一般社団法人全国優良石材店の会(全優石)、一般社団法人日本石材産業協会(石産協)、全国石製品協同組合(全石協)の業界3団体が、東京都神社庁からの相談を受けて共同事業として行ないました。石碑本体のサイズは、幅2,000×奥行き700×高さ850ミリと大型(黒みかげ石)で、書家の新井光風氏が揮毫した文字を忠実に彫っています。設置工事は5月の連休明けから開始し、実績のある総合建設業者・菊池建設株式会社(西東京市)と共同で基礎工事から慎重に行ないました。


令和御製碑
令和御製碑「学舎に ひびかふ子らの 弾む声 さやけくあれと ひたすら望む」と刻む令和「御製碑」。書家・新井光風氏が原寸大で揮毫した文字を、黒みかげ石に忠実に彫刻した。平成3年建立の上皇陛下の御製碑(左)と同じ形状、サイズ、色でつくられている


令和御製碑神事に則り厳かに執り行なわれた除幕式のようす


上皇陛下のご成婚に際して昭和36年に整備された和田倉噴水公園には、すでに平成3年建立の上皇陛下の御製碑があり、令和「御製碑」はその隣りに並んで設置。碑の形状、サイズ、色合いは同一に設計・制作され、なおかつ設置工事では2つの碑を囲む縁石を新設し、白く清廉な玉石を敷設しました。

関係者多数が参列した除幕式のあとには、全優石・石産協・全石協の各団体に感謝状が贈呈されました。なお、この令和「御製碑」建立事業には多数の業界関係者から寄付金(1口=1万円~)が寄せられており、一定口数以上の寄付者には御礼(下記参照)も用意されています。まさに未来へ残る仕事です。


*令和「御製碑」建立事業の寄付金(1口:1万円〜)には、3口以上の寄付者に、口数に応じて、「奉祝記念誌の贈呈、社名(個人名)の掲載」「記念品の贈呈」「感謝状の発行」の御礼が用意されています。詳細は、株式会社松戸家(TEL. 042-341-0117 / 中本泰輔社長)までお問い合わせください。


令和御製碑除幕式に参列した業界3団体の関係者。左手前から全石協・筒井哲郎事務局長、全優石・吉田岳会長、(株)松戸家社長・中本泰輔氏、右手前から石産協・井口健二監事、(株)田代家社長・田代尚重氏、(株)栃木家石材店社長・印部泰助氏。田代氏、中本氏、印部氏が各団体の窓口となって関係各位との調整に当たった