日本の石

日本産の主な石を紹介します(現在、採掘されていない石も含みます)。

岡山県

  • 万成石(まんなりいし)―花崗岩

    岡山市郊外矢坂山で採石されている花崗岩で、結晶質は粒状。極めて硬いのが特徴で、美しい淡紅色の石材です。「龍王石」と言われている同質系の石もあります。

    万成石

    万成石採掘場(2013年撮影)
    ◎有限会社武田石材 
    https://www.mannariisi-takeda.com/

  • 備中青みかげ(びっちゅうあおみかげ)―閃緑岩

    小田郡矢掛町の東川面地区で採石されている閃緑岩で、青系の玉石です。硬くて水はけが良く、鉄分が少ないのでサビが出にくく、変色しないのも特徴。「矢掛青」「讃岐青」とも呼ばれ、墓石や土木、建築材など幅広く使われています。昔から庭石に使用される「矢掛石」とよく間違えられますが別の石です。

    ◎小野石材工業株式会社 
    https://onoseki.net/

  • 白石島みかげ(しらいしじまみかげ)―花崗岩

    笠岡市白石島で採石されている花崗岩で、赤系と白系の2種類があります。石質はともに硬く、上質な墓石材として使われています。

  • 北木石(きたぎいし)―花崗岩

    笠岡市北木島で採石されている花崗岩で、わが国でも代表的な石材の1つ。中目と瀬戸白、瀬戸赤、サビ石などがあり、現在は中目と瀬戸赤のみ採石されています。美しい光沢と粘りを特徴とし、墓石、建築など幅広い分野で使用されています。

    北木石

    北木石採掘場(2017年撮影)
    ◎鶴田石材株式会社 
    https://kitagi.jp/

  • 犬島石(いぬじまいし)―花崗岩

    犬島で採石されている花崗岩。北木石とよく似ている石で、大きな寸法がとれるので鳥居や巨碑等に使用されています。

    犬島石採掘場(2013年撮影)